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火焔山は、全長が約100キロ、幅約10キロで、トルフアン盆地の中部に位置し、最高峰の海抜は851メートルです。火焔山は国家AAA級景勝区で、新疆トルフアン市28キロのところにあり、312国道が景勝区の入り口に位置しています。火焔山景勝区は、火焔山山脈では最も代表的な景観で、造山運動と長時間による風の侵蝕と雨水の浸食ゆえ、さまざまな溝と谷を形成しています。火焔山の年降雨量は、たった16.6ミリで、蒸発量は3000ミリにも達します。火焔山には植物が全くなく、夏の地表温度は70℃以上に達し、強い日光に照らされた赤色砂岩は、盛んに燃える火のように見えます。南北朝は「赤石山」、唐代は「火山」と呼ばれ、明朝に初めて「火焔山」と称しました。明代呉承恩の著作『西遊記』には、唐僧、孫悟空師徒四人が天竺へ取経、この山を経由し、「八百里の火焔」という称号を付けたのです。

西遊文化長廊に入ると、唐僧師徒の西天取経の苦難が、24幅のレリーフに、生き生きと描かれています。地理文化展示館は、微縮模型により火焔山の地形が現れ、四周の壁の壁画、レリーフにより、トルフアン区の風習と地理文化を紹介しています。高昌歴史名人展示館では、生き生きとしている人物塑像14体と、真に迫る壁画があり、火焔山の歴史由来と略奪者の醜悪な姿を見せます。ギネスブックに記載された温度計の前で写真を撮ったり、地宮の上方で火焔山の酷熱さを体験できたり、太上老君の錬丹炉のそばで、卵一つを砂の中に埋めて、20分後、卵が地表温度で焼かれて食べることができます。また、駱駝や羊が引く車に乗り、火焔山を遊覧できます。そのほか、火焔山の石碑前民族舞踏を観賞し、きれいなウイグル族の女性と写真を撮るだけでなく、勇気があれば、滑空飛行機に乗り、火焔山を見下ろしましょう。火焔山景勝区には自然景観と人文景観を含め、地宮の建築面積が9000平方メートルの西遊文化長廊と火焔山地理文化展示館、高昌歴史名人展示館や、巨型温度計展示館、バー、ショッピングセンターなどがあります。
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